Oct 25, 2009
手形割引の要請をお断りします。
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◆巨人3―0横浜(30日・福井) 巨人が内海の力投で3連勝、貯金を4月15日以来、今季最多タイの「2」とした。坂本を初めて5番に、ラミレスを7番に下げた新オーダーで、初回に長野、高橋由、阿部の適時打3本で3点先制。これを内海―野間口―久保の完封リレーで守りきった。福井・敦賀気比高出身の左腕は凱旋登板で、ハーラー単独トップの13勝目を挙げた。チームはリーグ最速50勝到達で3位浮上。首位ヤクルトが敗れたため、最大12ゲーム差から2・5差にまで肉薄した。
打球の行方を目で追いながら、野間口は小さく右拳を握りしめた。「初球、阿部さんがインコースの要求だったので、力勝負かなと思った。一発だけ気をつければいいという気持ちでした」。3点リードの8回2死一、三塁から登板。4番・村田に対しての初球、内角直球でストライクを奪い、2球目。外角への直球で中飛に仕留め、反撃を食い止めた。
5か月間のファーム暮らしは無駄ではなかった。若手に交じって朝から晩まで練習し、泥にまみれた。04年のドラフト自由枠でプロ入りした男が、育成選手中心の「第二の2軍」メンバーとして、社会人チームとの対戦に回ることもあった。それでも、どん底を味わったからこそ、窮地でも負けない精神力が身についた。「悔しい思いをしたけれど、それをぶつけるというか、今は野球を楽しめています」。1軍昇格後は3戦連続で無失点。試合を左右する局面での起用にも「ああいう場面で投げられるのは幸せ」と言い切った。
野間口が横浜打線の勢いを完全に断ち、最後は守護神・久保が締めた。セットアッパーの山口の調子が上がりきらない中、新・必勝リレーの可能性も存分に示した。原監督も「ブルペンでも、コーチからいい報告を受けている。少し日替わり的なところもありますが、(野間口が)あそこで機能してくれると大きいですね」と手応えをつかんだ様子。変貌を遂げたのは打線だけではない。強力なピースが加わり、投手陣も大きく進化した。
◆ロッテ5―3日本ハム(30日・QVCマリン) 完敗ムード漂うチームに、光が差した。中田の打球が、小雨を切り裂きバックスクリーン左に消えた。4点ビハインドの9回2死一塁。フルカウントから、成瀬の「下から伸びてきて見づらい」外角高めの直球をとらえた。8日の楽天戦(Kスタ)以来、19試合ぶりとなる13号2ラン。「強く打つことを意識した」と一矢を報いた。
試合の中で、打撃の感覚を取り戻した。2回先頭。一、二塁間に打球を転がし一塁内野安打、7戦27打席ぶりのヒットだった。「ああいう当たりだったけど、大きかった」と最終回の一撃につなげた。
4番の重責にあえぎ、心身ともに疲労困ぱいだった。25日の楽天戦。「めまいがする」と守備練習を行わず試合に臨んだほどだ。それでも前日(29日)には、休日返上で千葉・鎌ケ谷の2軍球場で汗を流した後、箱根に足を延ばし温泉でリフレッシュした。
「翔にも久しぶりに一発が出たし、あしたにつなげないとね」と梨田監督。試合後には稲葉や金子誠らが声をかけ、ナインだけで約5分間のミーティングを行った。若き主砲の一撃を合図に、首位・ソフトバンクを追いかける。
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◆ヤクルト2─3広島=延長10回=(30日・神宮) 決勝点は、信じられない形で入った。同点の延長10回2死二塁。ヤクルトの守護神・林昌勇が投げた打者・丸へのフォークが、暴投になって一塁ベンチ前へ転がっていく。二塁走者の中東が一気に本塁を陥れた。微妙なクロスプレーに小川監督がベンチを飛び出して抗議も、判定は覆らなかった。「相手のスライディングに勢いがあったからセーフになったんでしょう」。指揮官は努めて淡々と話した。
簡単に2死を取った後、林が崩れた。栗原を追い込みながら二塁打を浴びた。決勝暴投の場面でも、やや本塁のカバーが遅れ、タッチも甘かった。「二塁だから普通はかえって来られない。(走者の)足が速かった」と振り返るクローザーに、荒木チーフ兼投手コーチは手厳しかった。「判断が甘いし、気の緩みもあった。やることをやらないと」
今季初の延長に入っての敗戦となった。3度目の4連敗で、最大8あった2位とのゲーム差は2・5差まで接近。「打開策? 待つか何とかするかしかないけど、そのひとつの選択肢が決められないでいる」。54歳のバースデーを迎えた小川監督は、苦悩を押し殺した静かな口調だった。
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